こんにちは、ご覧いただきありがとうございます。
今回は効率の良い勉強方法について紹介したいと思います。
私自身、今回紹介する方法を実践し、大学6年生の8月のみ国家試験対策に力を入れ、それ以降は知識を忘れない程度に週に1時間程度の復習のみで国家試験を突破しました。
紹介する内容は薬剤師国家試験を例にとっています。
しかし、薬剤師国家試験に限らず、どの勉強にも応用できる方法なので、よろしければ最後までご覧ください。
まず、第一に自分の知識レベルの現状を把握しましょう。
自分の現状を把握する方法として活用できるものは以下のようなものがあります。
- 国家試験過去問
- 学校の試験
- 模試
この中ですぐに取りかかれるのは国家試験過去問でしょう。
厚生労働省の薬剤師国家試験のページより第97回以降の過去問とその回答を得ることができます。
まずは直近の国家試験過去問を実際の国家試験と同じ時間制限の中で解いてみましょう。
そして、次に受けられる模試があれば受けてみてください。
そうすることでご自身の現状のレベルがわかります。
過去問や模試を解きっぱなし、受けっぱなしになってしまっていませんか?
問題を解くだけや模試を受けるだけでは意味がありません。
自分はどの分野が得意なのか、どういった問題につまづきがちなのかを分析してみましょう。
この時、間違えた問題だけではなく正解した問題も必ず見返してみてください。
正解した問題に関してもきちんと解説ができますか?
他人に解説できるレベルまで理解していなければ正解した問題も復習が必要です。
一つの問題に関して、その問題の正答を答えられればよいというものではありません。
その一問から派生して様々な問題を想定することができます。
なので、その問題の周辺知識に関しても把握しておく必要があります。
一つの問題を解いて終わりとせずに関連する知識についてご自身でまとめてみてください。
ここで例を示してみます。
この問題の場合、押さえて置きたい周辺知識は以下の通りです。
- 不対電子とは?
- 各元素の電子の数は?最外殻の電子の数は?
- 各元素、分子の電子式は?
- 20番までの元素周期表を覚える
その他にも共有電子対や非共有電子対、混成軌道など、この一問から様々な関連語句を連想することができます。
これらの知識をご自身でわかりやすい形にまとめてみてください。
私の場合は薬学ゼミナールが出している第98回薬剤師国家試験過去問集の解説欄に自分が必要だと思う知識を書き足していました。
第98回薬剤師国家試験過去問集を利用したのは大学で配布されたからであり、大きな意味はありません。
ご自身の使いやすい参考書や問題集、ノートなどにまとめるのもいいでしょう。
ただ、まとめるだけまとめて、どこに必要事項があるのかわからなくなってしまっては意味がないので、ご自身がよく見るものにまとめるのがおすすめです。
問題集の解説欄が知識の関連付けがしやすくて個人的にはおおすすめです。
要するにそれ一冊を見れば大半を網羅できる自分だけの参考書を作ってみましょう。
実際に私は大学6年生の9月以降、参考書やテキストは自身でカスタマイズした第98回薬剤師国家試験過去問集しか開きませんでした。
それだけで十分でした。
系統立てて周辺知識までまとめることができたら過去問や模試の間違えた部分を中心に繰り返し解き直してみましょう。
一度解いている問題なので回答を暗記してしまっている可能性があるため、解きながらご自身で解説ができるか考えてみましょう。
例えば、上の例の電子対の問題でしたら、電子式はかけますか?
各元素の電子の数は把握していますか?
類似問題として元素や分子が変わった場合でも、きちんと解説できる知識を持っておけば対応できます。
間違えた問題だけでなく、正解した問題についても同様です。
上記のような問題でしたら、誤った記述はどこが誤っており、どうしたら正しい記述になるか解説できるようになりましょう。
ご自身の知識がある程度固まったら他人に教えてみることも重要です。
他人に教えることは自分の勉強にもなります。
誰かと一緒に勉強することで、自身の復習や、お互いの足りない部分の補完など知識を深めることができます。
私の場合、冒頭にも記載したように薬剤師国家試験の勉強に本腰を入れたのは6年生の8月のみです。
その後は友人や恋人の勉強に付き合いながら解説することで自身の知識をより確実なものにしていきました。
一人で勉強したほうが集中できていいという方も中にはおられるでしょう。
しかし、一人で勉強していては行き詰まってしまうこともあるでしょう。
そうした時に境遇が同じ仲間と共に勉強するのも一つの良い手段だと私は考えています。
試験勉強をするとなると、あれやこれやと様々な参考書やテキストに手を伸ばしてしまいがちです。
しかし、多くの参考書を読み漁る必要はありません。
問題集1冊だけでもすべての問題を系統立てて、理論を説明できれば試験対策は十分です。
このサイトではそのような私の勉強方法に基づいて問題や解説を掲載していきます。
勉強方法は人によって合う、合わないもあるので強要はしません。
もし、興味があれば私の勉強方法を参考にしていただけるとうれしいです。
また、継続してこのサイトを見ていただけたら自然と勉強方法や知識のまとめ方も身につくようにサイトづくりをしていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。